今回は、初の試みとなる大学組織との合同イベントを開催いたしました。
法政大学の後援会補助事業である「法政大学学生センター・課外教養プログラム」(略してKYOPRO)の企画により、法政大学の学生さんたちに駐日ブルガリア大使館への訪問とブルガリアに関する体験を行ってもらうというもの。
KYOPROスタッフも法政大学の学生さんが中心であり、企画から実施まで自主的にオーガナイズされて実行していく様を素晴らしいと感じた催しでした。
実はKYOPROスタッフのリーダーである学生さんは、弊会を学生ボランティアとして手伝っていただいている方。今までの経験をフルに活かされた国際的なセンスとリーダーシップを目の当たりにし、ボランティアをしていただいているときとは、また少し違った一面を見られた気がしました。
こんな若者がいるということが、これからの日本にとって非常に明るい材料ですね!
さて、『パスポートのいらないブルガリア』と銘打った今回のイベント。
もちろん実際の渡航にはパスポートが必要となりますが、パスポート不要である日本国内において、ブルガリア現地に行ったかのような体験を学生さんたちに感じていただこうという趣旨のものです。
2019年はブルガリアと日本の交流における「3つの周年」にあたる年、ということで駐日ブルガリア大使館の大使閣下を始めとする職員の皆様に、法政大学の学生さんたちとの交流について快く承諾していただきました。
まずは大使館のエントランスに飾られている「3つの周年」ロゴフラッグを用いて通訳・文化担当官のエレナさんから教えていただいたのは、ブルガリアと日本との交流について。
▲「3つの周年」とは、日本交流開始110周年、外交関係樹立80周年、外交関係再開60周年のこと
そのあとホールにご案内いただき、ボリスラフ・コストフ大使閣下からご挨拶とブルガリア概要をお話いただきました。大使というポジションの方とお会いするというのはなかなかない機会ですので、学生さんたちにとってきっと貴重な経験になったことでしょう。
大使閣下からのご説明のあとは、弊会事務局長である私牧野が45分間のレクチャーを実施。複雑なお話ではなく、ブルガリアの素晴らしさを知っていただくため、クイズを交えながらブルガリアの観光・文化・時事・歴史などを法政大学の学生さんたちにお伝えしました。
そして次に学生さんたちからの素朴な疑問を質問するコーナーへ。答えていただくのは、先ほどもお話しいただいた通訳・文化担当官のエレナさんと2等書記官のカリナさん。
「大使館の業務を教えてください」や「今後の二国間の交流で、若い人に期待することは何でしょうか?」など、ブルガリア大使館でしか聞けないことについて、たくさん知っていただきました。
最後はティータイムと民族衣装の試着。ハーブ大国のブルガリアのハーブティーでリラックスをしながら、刺繍が綺麗で彩り鮮やかな民族衣装を着て写真を撮るなど、みなさん思い思いにイベント最後の時間を過ごしていました。
ブルガリアという普段は接することのない国ですが、そんな国に触れるからこそ出会える発見があると思います。
今後、日本社会、そして国際社会に羽ばたいていく法政大学の学生さんたちの糧としていただければ良いと感じたイベントでした。
事務局長を務めております。南東欧地域諸国と日本との架け橋となれるよう、全身全霊熱く活動してまいります。